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2025.11.18付
【鉄道貨物のミライ】第30回 モーダルシフトの危機 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏
前回、モーダルシフトにはニーズとメリットが必要だと述べた。必要性が叫ばれて30年が経過したが、その間を振り返ってもJR貨物が独力でどうこうできる問題でないことは明らかだ。モーダルシフトの推進には鉄道、トラック、内航海運を横断した支援が必要だ。
だが、鉄道貨物の雲行きが怪しくなってきた。11月7日に開催された財政制度等審議会の財政制度分科会で財務省はJR貨物に対する支援について懐疑的な見解を示した。
公開された配布資料の論旨は次の通り。まず国鉄民営化の趣旨…
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