【解説企業の社外広報】第１回　今、必要な理由とは　上智大学　国枝智樹准教授

　トラックドライバーの労働規制強化に伴う２０２４年問題は社会に重要性が見えづらい産業の存在を改めて意識させた。人手不足、働き方改革、コスト上昇。どれも経営課題であると同時に、社会との関係をどう構築するかのコミュニケーションの問題でもある。物流企業が社会でどのような価値を果たしているか、自らの言葉で語れるかどうか、今問われている。
　広報という言葉は戦後すぐ使われた。日本で初めて、パブリック・リレーションズ（ＰＲ）が紹介されたのは１９４０年代後半。以来８０年に…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください