定期船内航船社　中古ＥＶ、乗船「お断り」　安全優先で苦渋の決断

　定期船内航船社で、中古ＥＶの乗船を断る動きが出ている。搭載されたリチウムイオンバッテリーが発火した場合、鎮火が難しく、安全を最優先しているためだ。一方、船舶を利用する物流企業からはレンタカーや使用済みバッテリーの輸送に影響が出ることを心配する声も。船社にとっても苦渋の決断で、安全ガイドライン（指針）の策定をはじめ、国による対策を求めている。

　内航船社でＥＶの乗船受け付けを断る動きが出てきたのは２０２４年前後。対象は中古ＥＶで、大半の船社は新車やハイブリッ…

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