【海上輸送ガイド】安全運航へリスク管理　台風シーズン控え　通過後、早い復旧が強み

　日本列島はこれから台風シーズンを迎える。近年、日本近海は海水面の上昇で太平洋で発生した台風が勢力を落とさずに接近するケースが目立ち、船舶の航行に影響を与える。だが、台風が通過しうねりが収まると、通常の航行に戻るまでさほど時間を要さず、年間の運航率９５％超という実績に結び付いている。

　今季、日本付近に接近した台風は、発生した１５個のうち５個（１０日現在）。７～８月には小笠原諸島付近で勢力が発達した５、９、１０号が相次いで関東から東北の海上を北上し、うち５号…

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