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2025.06.24付
【鉄道貨物のミライ】第24回 青函トンネル共用問題 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏
モーダルシフトの要請が高まる一方、貨物ネットワークの縮小、アボイダブルコストルールという制約に直面するJR貨物だったが、これらの矛盾は北海道新幹線の建設で一気に噴出した。北海道の大動脈・青函トンネルの共用問題だ。
アボイダブルコストルールについては、第21回で触れたが、整備新幹線の建設スキーム(枠組み)は国鉄民営化の原則を大きく覆した。整備新幹線の根底には「国鉄の二の舞を避ける」という大原則がある。国と地方自治体が建設費を負担する公共事業として進め、JR…
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