2016春闘　賞与増で給与上積み　ベアは抑制目立つ

　2016トラック春闘の傾向が鮮明になってきた。ベースアップと定期昇給を合わせた賃上げ幅はゼロか小幅にとどまる一方、賞与は多くの企業が上積みし、年間給与総額では前年を上回る。だが、定昇制度の未整備なケースが目立つ運輸業で賃上げが抑制されたことは、人材確保の点で課題を残しそうだ。
　運輸労連の大手組合では、3月30日までに賃金・賞与の両方で解決するか回答のあった12組合のうち8組合でベアゼロか前年を下回った一方、賞与は前年を上回った。賃上げの差額12カ月分と賞与の増額分…

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