20年トラック賃金　特積み 月平均6.6%減　一般がわずかに上回る

　全日本トラック協会(坂本克己会長)がまとめた2020年度版「トラック運送事業の賃金・労働時間等の実態」によると、20年5～7月に支給されたドライバーを含む全職種1人当たりの1カ月平均賃金は、特積みが前年比6・6%減の31万4800円、一般が同2・1%減の31万7600円。特積み、一般共に減少し、一般が特積みをやや上回った。

　月平均賃金に年間賞与の1カ月平均額を加えると、特積みは前年比7・3%減の36万8700円、一般は同3・7%減の35万4700円で共に減少したが、特積みが一般を少し上回った。
　特積みと一般を合わせたドライバー全体の男女別月平均賃金は男性が同4・8%減の33万100円、女性が同1・7%増の27万5800円。賃金プラス賞与もほぼ同じ傾向で…