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2014.11.04付
天然ガス自動車シンポ 高圧容器規制で温度差 経産省、慎重姿勢貫く
天然ガス自動車の利用拡大を考えるシンポジウムが10月23日、都内で開かれ、関係者がCNG(圧縮天然ガス)トラック普及に向けた議論を交わした。車体価格高騰の要因とされる燃料タンクの輸入規制の緩和が焦点となり、自動車メーカーらは欧米基準との調和が必要と主張。対して経済産業省は慎重な姿勢を示した。
国内でCNGトラック普及を妨げる一因とされるのが、燃料を充てんする高圧ガス容器の規制だ。日本の安全基準は世界的にも厳しく、欧米などから輸入したCNG容器を使うことができない。これが、ディーゼル車より割高な車両価格、車のラインアップが増えない要因と指摘されている。
こうした状況を打開するため、シンポジウムでは販売の伸びが鈍化傾向にある天然ガス自動車を普及させるには、燃料タンクの規制緩和が必要との意見が相次いだ。
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