ヤマト運輸　統合で法人営業に拍車　拠点構想見直しも加速

　ヤマト運輸(本社・東京、長尾裕社長)は、昨年4月以降の事業会社統合で発足した「Oneヤマト」体制を生かし、法人顧客の国内外のサプライチェーン(=SC)を川上から川下までカバーする営業展開に拍車を掛ける。国内では、関東発全国向けの出荷量が急増していることなどを捉え、拠点の在り方を含む輸配送ネットワークの最適化を進めていく方針だ。
　3日の記者懇談会で、長尾社長は、法人顧客の出荷量が全体の9割を超えている事業環境を踏まえ、「(9社統合で)顧客のSC…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください