【集中連載　宇宙から物流を見渡す】元宇宙飛行士の向井千秋さん　第1回　地球を感じ視野が拡大

　「より広い視野に立つ方が物事はうまく進む」と宇宙飛行士として活躍した向井千秋東京理科大学副学長。宇宙から見れば地球はボーダレスだ。宇宙に出て壮大な世界を見ることで、考え方や視野が広がったと話す。
　宇宙から地球を見て感じたのは、まず壮大さ。例えるなら、富士山から望むご来光や大海原から昇る朝日を見た時の心が洗われる感覚。自然界の前に人間の小ささを感じた。同時に、視野や考え方が広がっていった。
人間は地表に生の証し残す
　昼間の地球は青い。まさに水惑星。一方で、夜の地球も好き。…

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