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2024.07.02付

【鉄道貨物のミライ】第7回 戦後は〝戦争の後始末〟 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏

 戦争の被害は甚大だった。『貨物鉄道百三十年史』によれば、国鉄は戦災で9557両の貨車を失い、戦時中の酷使により約11万7000両の半分程度が活用できない状況に陥った。そのため国鉄は1946年に「貨主客従」の5カ年の再建計画に着手した。
 国鉄の「戦争」は1945年8月15日で終わらなかった。終戦から日本国有鉄道が発足する直前の1949年4月までの3年半、需要が常に輸送力を上回る状況が続いたため、貨物は計画輸送制が採られた。
 計画の策定に当たっ…

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