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2024.05.21付

【鉄道貨物のミライ】第4回 国有化と軍事輸送 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏

 鉄道事業は莫大な資金による、半永久的な固定資産の投資だ。参入障壁が高いのは言うまでもなく、ひとたび営業を開始すれば、安易な縮小・撤退が許されない社会的責任のある事業と言える。それだけに鉄道整備は公と民のどちらが主導すべきか、古今東西でさまざまな議論がなされてきた。
 特に鉄道貨物は全国的なネットワークが前提となる。地方の小私鉄でも貨物輸送を行う以上、国家的な枠組みから逃れられず、逆に軍事や重要資源など国策的な輸送を行う上で各私鉄との利害関係が障害となること…

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