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2025.03.04付
【鉄道貨物のミライ】第18回 JR貨物の課題 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏
国鉄破綻の要因はさまざまだが、俯瞰(ふかん)すれば、公社制度という自主性の欠如した制度の下で全国一元の巨大組織として運営されたことで、輸送構造が変化する中で的確に対応できなかったことだと言えるだろう。その意味で国鉄改革を通じた民営化と分割は不可分の関係だった。
旅客会社は6社に分割する体制とした。一方、貨物会社は大量・長距離輸送に特化する必要があり、複数の旅客会社にまたがって運行するため、引き続き、全国一元の経営体制とした。
旅客と貨物の分割方法が異なる…
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