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2025.02.11付
【鉄道貨物のミライ】第17回 JR貨物への足固め 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏
鉄道貨物は旅客部門に先駆け、抜本的な建て直しに着手した。前回書いたように国鉄民営化の根底には、鉄道の特性が発揮できる分野と、役割を終えた分野に切り分け、前者を生き残らせようという意図があった。旅客は全体の14%が特定地方交通線に指定され、バスへの転換か第三セクターに移管した。だが、貨物の「選別」ははるかに熾烈(しれつ)だった。
本連載でたびたび書いたようにヤード式輸送はコストがかかり、輸送速度が遅く、到着時刻が読めず競争力に乏しい形態だった。鉄道輸送が独…
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