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2024.12.17付
【鉄道貨物のミライ】第15回 「聖域」専用線の転用 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏
貨物鉄道が急激に衰退する中、旅客は順調に拡大を続けていた。国鉄の貨物輸送量が、1982年度の302億トンキロから86 年度の201億トンキロに3分の2に減少したのに対し、旅客輸送量は同期間で781億人キロから817億人キロへ4・4%増加した。
東京圏では、転入者が転出者を上回る転入超過は62年をピークに70年代後半には5分の1程度に減少したが、80年代に入ると再び増加傾向に転じた。旅客輸送の定期利用は朝ラッシュ時間帯に集中する。鉄道の運行本数は朝のピーク…
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