ニュース

メインビジュアル

2024.11.05付

【鉄道貨物のミライ】第13回 ヤード式から直行系へ 鉄道ジャーナリスト 枝久保 達也氏

 荷主の信頼と世間の関心を失った国鉄の貨物輸送だが、手をこまねいていたわけではない。1970~80年代に進められた生き残りを懸けた近代化は現代の鉄道貨物輸送の礎となった。
 68年、運輸省(現・国土交通省)の国鉄財政再建推進会議は「このまま推移すれば、昭和44年(1969年)度には償却前赤字を生じ、その後赤字は加速度的に増加し、遠からず破局的な状態に至る」と批判。徹底的な経営合理化や運賃改定を求めた。
 翌69年の日本国有鉄道財政再建促進特別措置法では、国鉄の…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください