ニュース

メインビジュアル

2017.08.22付

【過労死ゼロへ】第15回 働き過ぎの時代 関西大学名誉教授 森岡 孝二 氏

 世界の労働現場が変化した
 私は2005年(平成17年)に『働きすぎの時代』と題した新書を著した。その本では世界に広がる「新しい働きすぎ」の要因として、①グローバル化②情報化③雇用の非正規化④消費社会化――に注目した。
【①グローバル化】
 グローバル化の進展につれて、世界的に低価格競争が激化。同時に中国や東南アジアの劣悪な労働条件の影響を受け、日本国内の雇用が不安定化し、賃金の引き下げと労働時間の延長が強いられるようになってきた。
【②情報化】
 インターネット…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください