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2017.12.25付
【過労死ゼロへ】特別寄稿 問われたコンプライアンス 関西大学名誉教授 森岡 孝二 氏
今年は日本企業の「コンプライアンス」が問われた年だった。
この言葉は、企業が法やルールに従って事業活動を行うことを意味する。「法令順守」という訳語が用いられることもあるが、たいていはカタカナで表記される。それはこの言葉が表す実体が日本企業にほとんどないか、乏しいからだ。
このことは今年秋に相次いで発覚した神戸製鋼所、日産、三菱マテリアル、東レといったメーカーの品質・検査不正についても言える。神鋼では自動車、航空機、新幹線にも使われるアルミ製品や、銅製品…
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