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2016.12.13付

【運転席から物流論】第168回 2016年業界を振り返る トラックドライバー・ジャーナリスト 長野 潤一 氏

 今年も残すところあと一月足らず。今年はどんな年だったか振り返ってみたい。貨物量的には少な過ぎず多過ぎず、燃料価格も安定していた感がある。だが、1月の軽井沢スキーツアーバス事故は運輸業への信頼を失墜させた。熊本地震、台風10号災害など大きな自然災害も相次いだ。
長時間労働と人手不足
 まず現場に最も影響があったのは、労働時間の規制強化だ。運送会社内でも拘束時間一日13時間、最大でも16時間、8時間の休息期間などが厳格化された。通常の労働者よりかなり長時間の規定だが…

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