ニュース

2016.06.21付
【運転席から物流論】 第162回 災害時の移動販売車活用 トラックドライバー・ジャーナリスト 長野 潤一 氏
熊本地震の物資輸送に関し、政府が4月17日から3日間で90万食の食料などプッシュ型支援を行ったことについて、前々回述べた。物資供給が比較的うまくいった背景には、政府が日通、ヤマトをはじめとする民間物流企業を利用したことがあった。並行して、大手スーパーやコンビニは空輸も含め物流を早期に回復。物資不足は1週間後にはほぼ解消した。だが、大人数の避難所では物資の配布にも相当な労力を要した。また物資需要の判断も、流通の専門家でない担当者には難しい。移動販売車の活用がカギになると考える。…
電子版のIDをお持ちの方はこちらからログインできます!
ログイン