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2014.12.16付

【運転席から物流論】 第140回 長時間労働と労基法 トラックドライバー、ジャーナリスト 長野潤一

 トラック運転手になって丸23年になるが、長時間労働の実態と給与水準は年々悪化しているように見える。トラックの長時間労働の原因は、長い手待ち時間、運行距離そのものの長さなどがある。そのほか、1人1車でトラックの稼働時間を可能な限り延ばす、雇用者数を減らし福利厚生費を圧縮する、ドライバー不足を補うなど、会社側の都合もある。
 弊害には、休養や休日がないことによる生活の質の低下、健康への影響、睡眠不足による交通事故、労働条件の悪さから若者が就職しないことによるさらなる人手不足などが挙げられる。…

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