【評伝】追悼トナミHD・トナミ運輸綿貫勝介さん　「誠実・誠意」でG成長導く　従業員への感謝忘れず

　昨年12月23日、63歳でトナミホールディングス・トナミ運輸社長の綿貫勝介さんが亡くなった。「誠実・誠意」を座右に置き、「和の経営」と労使協調路線を重んじ、時代の変化に合わせたかじ取りでトナミグループを成長に導いた人だった。突然の訃報に、年始は業界関係者から驚きとともに、早過ぎる死を惜しむ声が多く聞かれた。
　父は、創業者・綿貫佐民氏の長男で、5・7代目のトナミ運輸社長だった綿貫民輔元衆院議長。成城大法学部卒業後の1987年、トナミ運輸に入り、31歳で本社配属…

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