【著名人が語るトラックと私】働く「顔」を見上げる　タレント YОUさん

　結構な頻度で、やることがある。信号待ちの自分の運転席から、隣のトラックの運転手さんを見上げてしまうのだ。あご先から少しだけ彼らの雰囲気がうかがえる。時にタバコをふかし、時に厳しい表情で赤信号をにらみつけ、時に大声で歌っている。働く人の顔だ。
　「ご苦労様です」と思う。働く人をライブで見ることができるのは、たいていの場合、家族以外の他人だ。誰かのお父さんが、お母さんが、彼氏が、息子が、あの人が、どんな顔をして働いているのか、私はそんなふうに見上げてしまう。たまに…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください