ニュース

メインビジュアル

2024.02.13付

【物流プラットフォーム再構築の時】第98回 結びに当たって(3) 過去の栄光と基盤、脱却へ 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 わが国の物流基盤は主として戦後復旧を契機として構築され、高度成長期に拡充されてきた。とりわけ焼け野原になった戦後からわずか19年後の東京五輪の実現には目を見張るものがあり、10年あればあれだけのことが実現できることを再意識すべきだ。東京五輪を機会として、物流や人流のインフラ整備の基礎ができたとも言える。
 鉄道・道路整備が国を挙げて計画され、新技術を集大成した東海道新幹線、東名高速道路をはじめ、首都圏では首都高速道路や環状八号が計画・整備された。航空設備も羽田空港…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください