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2022.12.27付

【物流プラットフォーム再構築の時】第73回 将来を設計する① 国家存続のための物流網 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 持続可能な国家構築には食糧、エネルギー、医療、防衛の自給率向上が必要だ。社会インフラにまで成長してきた物流システムは国家基盤の一翼を担い、実現には国主導の目標設定や推進が不可欠だ。
国の長期目標が明確になれば民間投資や活動もその方向に向かい、民間企業が個別に利益追求のための活動を進めるより、国家全体のパワーは大きくなるだろう。民間企業もより高い視点からの物流システム設計が可能になる。
食糧自給を例にとれば、各地域の人口構成や消費様式の予測に基づき、最小限必…

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