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2022.10.11付

【物流プラットフォーム再構築の時】第68回 システム的思考(3) 実践の具体的方法を知る 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 システム的思考とは、目的を明確に把握・記述し、達成に必要な機能に展開し、具体的な実現方法を設計する、「あるべき姿」から考えを進める演えき的方法だ。現状分析から出発し、改善していく帰納的方法とは根本的に異なる。
 従ってシステムの目的の明確化が重要で、問題を考える際に対象とするシステムの目的を明確に記述することが第1ステップとなる。理想像なくしては良いシステムは設計できない。
 現実には理想像が曖昧なことが多い。システムを評価する基準が何かを考えるとよい。目的…

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