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2022.09.20付

【物流プラットフォーム再構築の時】第67回 システム的思考(2) 全体最適解を導くために 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 筆者は経営工学、オペレーションズ・リサーチ(科学的技法を用いてシステム運用の最適解を導く研究)の分野、中でも生産―在庫管理システム、物流領域を研究対象としてきた。もう半世紀以上になるが、当初は携帯電話やパソコン、インターネットもなく電話やファクスが中心で、注文や在庫情報は手書き伝票や電話連絡に頼り、在庫管理も店舗や工場、倉庫など各所での適正在庫量をいかに設定するかが主たる課題だった。
 だが、在庫点ごとの最適化は全体の最適化にはならないことは数学的にも証明され…
 

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