ニュース

メインビジュアル

2022.04.19付

【物流プラットフォーム再構築の時】第57回 環境への問題意識(20) 1/3の食品ロス、削減へ 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 世界では飢きんが大きな課題になっているが、わが国ではまだ食べられるのに廃棄される食品が全体の3分の1の612万トンもある。生産段階での材料の過剰仕入れや端材の発生をはじめ、流通・卸段階での保管期間の消費や品質劣化、販売段階でも店舗での品切れ防止のための過剰仕入れや品ぞろえによる売れ残り、飲食業でも食材の過剰仕込み、顧客の食べ残しなど、サプライチェーン全ての段階で食品廃棄が生じる。
 加工食品についても、新製品発売のための旧製品回収、キャンペーンや季節…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください