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2022.03.01付

【物流プラットフォーム再構築の時】第54回 環境への問題意識(17) 標準化と「フードロス」 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 農産物輸送は効率が悪く物流会社にとって魅力が薄いという。農林水産省、国土交通省、経済産業省の協議会報告書によれば、農水産物輸送に関わるドライバーの平均拘束時間は12時間半と長く、工業品や鉱産品など他の品目に比べ最長となっている。人手による積み降ろしも多く負担が大きい。第2に、天候に左右され荷動きが予測しにくく、車両の計画や手配にも苦労する。農産物の扱いを減らす運送会社は増加傾向にあり、運賃も上昇し、このままでは立ち行かなくなると予想される。
 一方、世界的…

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