ニュース

メインビジュアル

2022.02.15付

【物流プラットフォーム再構築の時】第53回 環境への問題意識(16) 食糧問題でも鍵を握る 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授

 エネルギー問題と共に、人類の持続的発展のために重要なのが食糧問題だ。日本は食糧の多くを輸入に依存し、2020年度の自給率はカロリーベースでわずか37%(生産額ベースで67%)と世界的にも極端に少ない。輸入額は約705億ドル(世界5位)と多く、輸出額は約70億ドル(同44位)と極端に少ない。戦時はともかく、昨今の感染症拡大や自然災害時、さらには自国第一主義の傾向が見られる世界情勢を考えれば、エネルギーと同様かそれ以上に食糧自給は国民の安全保障面で懸念すべき状況…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください