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2022.02.01付
【物流プラットフォーム再構築の時】第52回 環境への問題意識(15) 拡大する排出量取引と炭素税 増井 忠幸 東京都市大学名誉教授
昨今の異常ともいえる気候変動もあって、脱炭素に向け世界は動き出している。有害物質を排出したり削減したりした量に価格を付け、取引する排出量取引の考えは以前からあったが、温室効果ガス削減のため、京都議定書では第17条に「排出権(排出量)取引」として規定された。各国・地域で、国家や企業ごとに温室効果ガスの排出枠(キャップ)を定め、排出枠が余った国や企業と、排出枠を超えた国や企業の間で取引(トレード)するキャップ・アンド・トレード方式が主流だ。
EUでは、2005年に…
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