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2021.08.10付
【物流の労務・法律トラブル】第3回 同一労働同一賃金とは何か(3) 弁護士法人戸田労務経営所長 戸田 哲 弁護士
今回取り上げるのは、前回と同じく、運送会社のドライバーの同一労働同一賃金が問題となった長沢運輸事件(最高裁2018年6月1日第二小法廷判決)だ。セメント・液化ガスなどを扱う運送会社で、バラセメントタンク車のドライバーが、正社員との待遇の差について訴えを起こした。
定年後の再雇用で待遇変化
訴えを起こしたドライバーは60歳で定年を迎え、再雇用嘱託社員として契約社員となったが、現役の正社員時代に支給されていた基本給や各手当、賞与の支給がなくなった。そのため…
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