【海上輸送ガイド】新型コロナ経済対策　再浮上した高速無料化　苦い記憶「MSに矛盾」

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策の議論で、再び浮上した高速道路の無料化。最終的に盛り込まれることはなかったが、フェリー業界は過去の政策に翻弄(ほんろう)され、窮地に立たされた苦い記憶がある。モーダルシフトの進展により、当時と環境は様変わりしたが、道路偏重政策への警戒感がにじむ。経済政策を検討する際、国は内航、鉄道、道路といった各輸送モードで、バランスの取れた支援を考えることが求められる。

　政府は3月19〜27日、新型コロナの実体経済への影響…

全文ご覧になりたい方は、「紙面」もしくは「電子版」のご購読をお申し込みください