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2014.10.28付

【成長に生かすコスト管理】10 宅配ビジネスとコスト 大阪産業大学特任教授 浜崎章洋氏

日常的な買い物の不便に悩む「買い物弱者」は日本に多数存在するといわれている。小売業などでは、買い物支援としてネットスーパーや宅配に力を入れている。トラック運送事業者にとっては新たなビジネスチャンス。今回はネットスーパーや来店宅配など、商品を個人宅へ配達するサービスとコストについて解説する。

買い物弱者と宅配ビジネス

 「買い物弱者」とは、買い物が困難な一般市民のこと。「最寄りの店舗まで直線距離で500メートル以上離れ、自動車を持たない人」で、高齢者、障害者、妊産婦などが該当する。経済産業省の調査では600万人、農林水産省の調査では900万人の買い物弱者が存在する。多くの買い物弱者が発生した原因は多数ある。商店街の衰退、流通業の近代化による行商や御用聞きの減少、核家族化など。

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