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2016.05.03付

【安全運転の考え方 その指導法・管理法】 最終回 先を急いでも得にはならず 事故なき社会 研究担当取締役・九州大学名誉教授 松永 勝也 氏

 ある調査によると、事故を発生させたドライバーの約半数が、事故直前には「急ぐ気持ちがいっぱいだった」と回答している。先急ぎの衝動から道路交通法を無視して走行しても事故を起こすことはほとんどなく、取り締まりに遭遇しなければ、急ぎの運転による利益感や達成感を得ることになる。人は、ある行動によって利益を得れば、ますます、その行動を繰り返すようになる。道路交通法を守った運転が安全運転であると認識しても、実行度は高くはない。もし、先急ぎ運転による利益が実際に高いのであれば、…

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