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2023.08.08付

【サプライチェーン混乱から何を学ぶか?】第3回 日本でのコンテナ不足 拓殖大学 松田 琢磨 教授

 コンテナ輸送は、他国の内陸輸送、港湾での滞留・混雑を受けて大きく遅延した。そうした中、日本は遅延や、予定していた港へ寄るのをやめる「抜港」、スペースの縮小といった混乱対策の影響を強く受けた。
 寄港する港を山手線や大阪環状線のように、コンテナ船は環状につないで運航する。この運航ルートのことを「ループ」と呼ぶ。運航の遅延が発生すると、スケジュールを回復するためにループの中で抜港や欠便を行うことがある。
 コロナ禍の2020年末には、貨物量の多い中国発のスケジュ…

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