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2020.06.02付
【まなびカフェ】子供が消えゆく国の未来 第2回 隠れベビーブームと地域間移動 日本総合研究所 藤波 匠 上席主任研究員
先週のコラムで、2019年の出生数の急減は、団塊ジュニアの世代が45歳以上となり、出生率、女性の数と年齢構成の全ての要因が、出生数の下押しに寄与したことによりもたらされたことを示した。このように書くと、出生数の減少は、さも団塊ジュニアの責任であるかのような印象を与えてしまったかもしれないが、それは本意ではない。
また、団塊ジュニアは、戦後のベビーブームに生まれた団塊の世代の子どもが中核を成し、第2次ベビーブーマーとも表現される。団塊ジュニアが出産期に入って…
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