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2020.05.26付
【まなびカフェ】子供が消えゆく国の未来 第1回 出生数急減の衝撃 日本総合研究所 藤波 匠 上席主任研究員
2019年の年間出生数が、前年比5.9%減の86万4000人となった。わが国では少子化が叫ばれて久しく、団塊ジュニアの出生がピークだった1973年に209万人を記録して以降、比較的早いペースで減少してきた。それでも90年代に入ると、減少のスピードは緩やかとなり、2015年ごろまでは微減傾向で推移した。それが、16年に100万人を割り込んだことが驚きをもって報じられて以降、一気に下げ足を速め、わずか3年後の19年には90万人を割り込んだのだ。
崖のような減少傾向…
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