【「安全企業」のつくりかた】第94回　左折時に「ツケ」を残さない　東京海上ディーアール主席研究員　北村憲康氏

　信号のある交差点に進入し、左後方を目視しながら左折する。これは正しいか。正しくは、進入する前に、ミラーと目視により左後方を確認し、左折中は、左右をバランスよく確認することである。
　筆者は、都内の事故多発交差点で、通行車両や歩行者、自転車の動向を調査しているが、物流企業のプロ乗務員であっても、左折中に、左後方に注意が集中しているケースをよく見掛ける。左折中は、一点に注意を集中させることを避けなければならない。
　乗務員の中には、左折中はオーバーハングもあり…

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