ニュース

2021.06.15付
【「安全企業」のつくりかた】第78回 他人の事故をわが事と思う力 東京海上日動リスクコンサルティング 主席研究員 北村 憲康氏
社内で起きた事故を全乗務員へ直ちに共有する――。この際、企業側が注意するのは、社内に漏れなく「全乗務員へ」ということと、時間を置かずに「直ちに」ということである。この点は正しい。
しかし、さらに重要なことがある。それは他人の事故をわが事として捉えさせる工夫と手間である。だが、多くの企業ではこの工夫と手間を省いている。経営者は「全乗務員へ」と「直ちに」を実施することで満足してしまっているように思える。
実際、事故情報の共有後、社内はどのように変化するだろうか…
電子版のIDをお持ちの方はこちらからログインできます!
ログイン