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2019.09.03付
【「安全企業」のつくりかた】第38回 急操作の誤解② 東京海上日動リスクコンサルティング 主席研究員 北村 憲康氏
ブレーキを踏む時は余裕を持って早めに、なおかつ滑らかに停止することが望ましい。これと逆行するのはブレーキを「短く強く」踏む行動である。危険に気付くのが遅れたことをはじめ、危険予測の欠如や危険回避の遅れも原因になりやすいといわれる。
しかし、それだけではない。短く強いブレーキは乗務員の運転癖やブレーキの踏み癖であることが少なくない。これには2つのパターンがある。
一つは危険の認識はできているが、乗務員が想定している制動距離が一般に比べ短い場合である。常態化すると…
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