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2019.07.16付
【「安全企業」のつくりかた】第35回 高齢ドライバーの安全教育③ 東京海上日動リスクコンサルティング 主席研究員 北村 憲康氏
ヒトは「見えるもの」の全てを「見ている」わけではない。実際の運転では「見えるもの」の中から、危険や異常あるいは脇見の対象までを含む「見たいもの」を見ている。これを人間工学の用語では「選択的注意」と呼ぶ。
事故を起こさない乗務員は選択的注意が的確である。一般道や交差点など、それぞれの場面で何を見るべきかをよく分かっていて、実際に見ることが習慣化されている。運転は認知→判断→操作の3段階の順を繰り返して行われているが、ここまでは認知段階を指す。この段階のミス…
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