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2023.08.22付
【「安全企業」のつくりかた】第128回 事故と違反の底にある本質 東京海上ディーアール 主席研究員 北村 憲康氏
事故は、自らそれを起こそうとして起こす乗務員はほとんどいない。一方、違反は、自らそれを自覚している乗務員が多い。だから、事故惹起(じゃっき)者と違反者は本質的に違うと考えやすい。物流企業の研修などでも、これらの対象を分けて行うことが多い。しかし、こうした考え方は事故と違反の違いを簡単に考えてしまっている結果ではないかと考えられる。
事故は、乗務員自身、確かに起こそうとしてはいないだろうが、その原因となる不安全行動を自覚していることは多い。例えば、交差点の…
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