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2018.06.26付
【「安全企業」のつくりかた】第11回 「してはいけない」教育の限界 北村 憲康 東京海上日動リスクコンサルティング 主席研究員
安全運転とは何かという問いに対して、「してはいけない」内容を並べる物流企業の管理者がいる。しかも筆者の経験では少なくない。
内容は、例えば「急」のつく操作(急アクセル、急ブレーキ、急ハンドル)をしない、脇見をしない、「ながら」運転をしない――などである。教育では「してはいけない」ことを徹底しようとするが、これは教育とは言えない。運転結果への厳しい訴求を打ち出しているに過ぎない。本来の教育では、これらの「してはいけない」内容がどうしたら防げるかを運転、業務…
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